オール電化の電気料金プラン確認方法
オール電化の電気代は、夜間単価だけで判断しないようにします。
基本料金、電力量料金、燃料費調整、再エネ賦課金、昼間と夜間の使用量、太陽光発電の自家消費を分けて確認します。
電気料金を分解する
電気料金は、一つの単価だけで決まりません。
検針票や電力会社の明細では、次の項目を分けて確認します。
- 基本料金または最低料金
- 使用量に応じた電力量料金
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
- 時間帯別料金の昼間単価と夜間単価
- 割引、ポイント、契約期間の条件
再エネ賦課金は全国一律で上乗せされるため、夜間単価だけを見ても総額は判断できません。
2026年度の再エネ賦課金単価は、1kWhあたり4.18円です。
参照:経済産業省「2026年度以降のFIT制度・FIP制度の買取価格等と2026年度の賦課金単価を設定します」
導入前に集める数字
最初に、直近12か月分の電気、ガス、灯油の使用量と料金を集めます。
月ごとの使用量を見ると、暖房、冷房、給湯、在宅時間の影響が分かります。
次に、エコキュート、IHクッキングヒーター、暖房機器、EV充電のうち、どの設備を電気に移すのかを決めます。
設備の範囲が決まらないまま試算すると、導入後の電気使用量を小さく見積もりやすくなります。
夜間料金で得しやすい家庭
夜間料金のメリットが出やすいのは、給湯、蓄熱、EV充電のように、使用時間を夜間へ寄せられる負荷が大きい家庭です。
エコキュートは夜間に沸き上げる設定が多いため、料金プランとの相性を確認しやすい設備です。
ただし、昼間の在宅時間が長い家庭、在宅勤務で空調や調理の使用量が多い家庭、寒冷地で昼間暖房を長く使う家庭では、昼間単価の影響が大きくなります。
太陽光発電と一緒に考える
太陽光発電を導入する場合、昼間に発電した電気をどれだけ自宅で使えるかが経済性を左右します。
売電単価だけでなく、昼間に買わずに済む電力量と買電単価を比べます。
蓄電池やV2Hを組み合わせる場合は、機器代、寿命、停電時の使い方も含めて判断します。
比較するときの順番
比較は、現在の料金、オール電化後の料金、太陽光発電を組み合わせた料金の順番で分けます。
現在のガス代や灯油代がなくなる一方で、電気の契約容量や昼間使用量が増える場合があります。
見積もりを受け取ったら、光熱費削減額だけでなく、試算に使った使用量、単価、燃料費調整、再エネ賦課金、補助金の有無を確認します。
次に読むページ
料金の考え方を確認したら、経済性と昼間料金のページで自宅の条件に当てはめます。