オール電化の安全性と確認ポイント
オール電化は、調理と給湯を電気機器でまかなうため、室内でガスを燃焼させる場面を減らせます。
ただし、「火を使わなければ安全」を意味しません。
IHクッキングヒーター、エコキュート、暖房機器は、それぞれ違う事故リスクを持つため、導入前に確認する項目を分けて見る必要があります。
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住宅火災で見るべき点
総務省消防庁の令和6年版消防白書では、令和5年中の建物火災の主な出火原因として「こんろ」が2,769件、13.2%と示されています。
同じ資料では、こんろ火災の主な経過として「放置する、忘れる」「可燃物が接触、落下」「過熱する」が挙げられています。
参照:総務省消防庁「令和6年版 消防白書 資料1-1-41」、資料1-1-39
IHクッキングヒーターは炎を出さないため、ガスこんろの炎が衣類や周囲の可燃物に移るリスクは抑えやすくなります。
しかし、油の過熱、鍋の空だき、天板まわりの可燃物、調理中の放置は、IHでも管理が必要です。
安全性は機器ごとに確認する
IHクッキングヒーターでは、高温表示、切り忘れ防止、鍋なし自動停止、温度過昇防止などの機能を確認します。
ただし、これらの機能は事故を必ず防ぐ保証ではありません。
調理後の天板は鍋底の熱で高温になるため、子どもや高齢者が触れやすい位置にある場合は、使用後の声かけと物を置かない運用まで含めて考えます。
エコキュートでは、貯湯タンクの転倒対策、漏水時の止水方法、凍結対策、停電時に使える湯量を確認します。
暖房機器では、表面温度、カーテンや家具との距離、夜間運転時の換気や乾燥対策を確認します。
導入判断では、「火を使わない」という一つの利点だけでなく、機器ごとの安全機能と家庭内の使い方を合わせて見ます。
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